Claude Codeで、2年放置していたApple Watchアプリを作った話
Apple Watchを買ったのは、ちょうど盛り上がっていた時期に乗っかってのことだった。運動記録、睡眠計測、瞑想アプリ。QOLが上がりそうな使い方を一通り試したけれど、どれも続かなかった。
とどめは、Suica(交通系ICカード)のチャージだった。電車に乗る直前にWatch上でチャージしようとすると、反映されるまで1分近く待たされる。結局iPhoneを取り出した方が早い。これが決定打になって、Apple Watchはただの「腕につけたブレスレット」になった。充電を忘れたまま何日も放置することも珍しくなかった。
なぜ「作ってみよう」と思ったのか
そんな中で「バイブコーディング」という言葉を知ったのが、3ヶ月ほど前。会話するだけでAIがアプリを組み上げてくれるらしい、と聞いて素直に興奮した。自分の名前でアプリを世に出すというのは、ずっとどこかで温めていた願望でもあった。
本業でゲームマーケティングやPRに長く携わってきたので、App Storeへの申請フローや審査の勘所は元から理解している。あとは「作る」ハードルさえ越えられればいい。頭にあったのは、いわゆるロングテール理論だった。個人が小さなニッチアプリを積み重ねていけば、1本100円のアプリが1万本売れるだけで100万円になる。AIを使えば、大きな会社の規模がなくても世界中に配信できる——そう考えると、副業として十分に成立するし、何より最初の1本を出すことが、その先の全ての前提になる。
引き出しのApple Watch、復活の理由
何を作るか考えていたときに目に入ったのが、引き出しで眠っていたApple Watchだった。「財布もスマホも取り出さずに、Watchに話しかけるだけでアイデアをテキストメモとして残せたら、あとでAIに食わせられるじゃないか」——そう思いついた瞬間が、このアプリの原点だった。
これが「Watch Voice Memo」の始まりだ。
Claude Codeとの実際のやり取り、開発中にぶつかった技術的な壁、5週間のスケジュール、そして申請〜リリースまでの全記録は、noteで公開しています。
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